ポイント1
鉄瓶は、明治から昭和にかけて老舗工房で制作された作品が評価が良いものになります。
現代の鋳造技術は、老舗の伝統技巧をそのまま忠実に再現することができるため、龍文堂の鉄瓶を美術工芸品として写したりすることができるのですが、このような伝統工芸の技術を復刻した作品は、評価することが難しくなってきます。
ポイント2
希少性のたかい古銭は、精巧な模造品や改造品、偽造品が多くみられますので、そのような古銭は、評価するのが難しくなってきます。
オリンピック記念貨幣などが発行されるようになってから、古銭に関心がいく時期があったようですが、そんなとき品薄状態になっていた金貨や小判、一分銀、丁銀などが極めて精巧に偽造されていたことがあります。そのためコレクションのなかに偽造された古銭が含まれていて、気付かないこともあります。そのなかに本物だったら、評価がたかく付くことがある貨幣がありましたら、公式の鑑定機関に判断を仰いで買取りになることもあります。
ポイント3
天然の香木は、特定の地域で採れるものなので、数が豊富に採れないことから、希少性があります。伽羅にいたっては、グラム数万円ぐらいになる良質のものがあります。そのため上質の香木にみせかけている偽物がかなりありますので、注意が必要です。
香木の産地は、おもにベトナム、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、ラオスなどの東南アジアの熱帯地方で樹林しているジンチョウゲ科ジンコウ属の植物が、外傷を負ったときに樹脂が分泌されると、そこから真菌類が発生することがあります。そこの箇所が長い年月を経ると、樹脂分を多く含んだ香木ができあがります。産地によっても、香調に特徴があるようです。やはり、天然の香木でないと、評価が付けにくいものになってしまいます。
ポイント4
漆芸品は、漆器の表面に綺麗な装飾が施されていますので、その文様が破損していたりすると、美術工芸品としての価値が下がってしまいますので、状態の良い漆芸品が好まれます。
漆を塗り重ねた工芸品は、高級品になってくると漆面が繊細に仕上がっていることがありますので、衝撃やキズが付いたりすることで部分的に破損したり、乾燥や湿気などの急激な温度変化でヒビ割れすることがあります。このほかにも木地が割れたことで塗装が剥がれたり、直射日光にあたり色褪せしたりすると、工芸品としての価値がさがってしまいますので、保管状態の良い漆芸品は、評価が付けやすいものになります。
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