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桃園美術

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鉄瓶

 国内の老舗鉄瓶店だったところでは、熟練の職人が鉄瓶を手作りで制作していましたが、当時は、高級品としてあまり需要がなかったことから、鉄瓶を生産していた老舗は、現在は、閉店してしまいましたが、それらの鉄瓶の技巧のたかさから、海外からの鉄瓶需要がたかまっているようです。そのなかでも名人の作品は、評価がたかいものになります。あるいは、純銀製の銀瓶や純金製の金瓶などは、普通の鉄瓶に比べて、評価が付きやすいものになります。

老舗鉄瓶工房と名人

  • 龍文堂:安之助、大國壽朗、大國楳翁など
  • 金寿堂:雨宮宗兵衛、金森佐兵衛など
  • 金龍堂:名越昌晴など
  • 正寿堂:高橋敬典など
  • 亀文堂:波多野正平など

金工

 金属に細工をする美術工芸品で、時代物の置物や香炉まで細工する道具は幅広いようです。国内では、五金(金、銀、銅、錫、鉄)などを素材にして、金属を加工しながら、伝統的な技法が反映された工芸品が制作されているようです。万国博覧会のときより、日本の伝統的な金工技術が紹介されてから、輸出される金工美術品も増えてきているようです。

金工の代表的技法

鋳金 金属を熔解させて型に流し込み形成させる方法。
[鋳金の制作工程] 原型製作法→鋳型製作法→熔解→合金→鋳造法→仕上げ着色法
鍛金 炉で熱せられた鉄材などを鎚で鍛錬しながら成形していく方法。
[鍛金の技法] 鍛造技法、鎚起技法、絞り技法、板金技法など
[鍛金の制作工程] 地金取り→張り出し→絞り→絞り→均し
彫金 モチーフとなる金属の表面に鏨(たがね)で文様を彫り上げていったり、他の金属を嵌め込んで加飾していく方法。
[彫金の技法]毛彫り、蹴り彫り、片切り彫り、彫り崩し、肉合彫り、魚々子打ち、透かし彫り、浮彫り、象嵌など

金工分野の人間国宝

重文保持者 認定作品
初代魚住為楽 銅鑼
三代魚住為楽 銅鑼
大澤光民 鋳金
大角幸枝 鍛金
奥山峰石 鍛金
鹿島一谷 彫金
桂盛仁 彫金
香取正彦 梵鐘
金森映井智 彫金
齋藤明 鋳金
佐々木象堂 蝋型鋳造
田口壽恒 鍛金
玉川宣夫 鍛金
内藤四郎 彫金
中川衛 彫金
増田三男 彫金
山本晃 彫金

漆芸

 漆工技法で素地になるものは、木材・竹・動物の皮・和紙・焼き物など多岐にわたっており、漆器の表面に金粉などを降りかける蒔絵や虹色光沢をもった貝殻の内側をしかるべき形状にして貼り付けていく螺鈿などは、絢爛豪華な工芸品に仕上がっていますので、工芸品として価値があります。

漆器の装飾技法

  • 漆絵(うるしえ):漆の絵具を使用して筆で描く方法。
  • 箔絵(はくえ):金箔や銀箔を貼り合わせて文様をだす方法。
  • 蒔絵(まきえ):漆で描いたところに金粉や銀粉を蒔いて装飾をする方法。
  • 沈金(ちんきん):漆面を刀で彫り、凹部に金箔を充填させる方法。
  • 蒟醤(きんま):漆面を刀で彫り、凹部に色漆を充填させて研ぎだす方法。
  • 彫漆(ちょうしつ):色漆を何層にも塗り重ねて、その層を削りだして色彩の文様を浮き上がらせる方法。
  • 螺鈿(らでん):巻貝などを平板状にして、器物の文様に張り付けていく方法。
  • 存清(ぞんせい):乾漆の器胎のところを色漆で文様を描いていきながら、輪郭となるような線を刀で彫り上げていく方法。

漆芸の人間国宝

重文保持者 認定作品
赤地友哉 髹漆
磯井如真 蒟醤
磯井正美 蒟醤
太田儔 蒟醤
大西勲 髹漆
大場松魚 蒔絵
音丸耕堂 彫漆
北村昭斎 螺鈿

彫刻/彫塑

 その作家が表現しようとしている中心的な動機や思想を、カーヴィングやモデリングで表現しようとする芸術作品は、彫刻家の抱えているテーマによって、具体的な人間や動物の姿を模ったり、想像した心のイメージを形にしたものなど、その造形は、鑑賞者の心を揺り動かすことがあるようです。

著名な彫刻家

薮内佐斗司 北村西望 平櫛田中
荻原碌山 古賀忠雄 佐藤朝山
澤田政廣 清水多嘉示 高村光雲
高村光太郎 平野富山 本郷新
山崎朝雲 富永直樹

古民具

 昔の人々の生活を支えてきた古民具は、熟練の職人たちの手によって生み出されているものがほとんどなので、耐久性や保存などに優れており、郷土資料としての価値もあるので、家に代々伝わっている生活の民具があったら、ご連絡ください。

民具の種類

  • 火鉢
  • 茶箪笥
  • 自在鉤(じざいかぎ)
  • 五徳(ごとく)
  • 空鉤(そらかぎ)
  • 船箪笥(ふなだんす)
  • 煙管

…など

香木

 香道や茶道、寺院などで使用することが多い香木は、おもに東南アジアに生息するジンチョウゲ科ジンコウ属の植物になる原木が何等かの理由で傷付いたときに樹脂を分泌して耐性を保とうとするようです。この樹脂が蓄積していくことで、部分的なところが良質の香木になるようです。このような自然の条件下で香木化する沈香は、天然ものとして珍重されています。これに比べて、沈香樹を人工的に樹脂化したものは、栽培によって作られたものになるので、品質が落ちてしまうようです。

香木の種類

・天然沈香

・天然伽羅

・人工沈香

古銭

 ふるい貨幣をコレクションする収集家が増えているようですが、一方で、むかしから家に置いてある古銭の処分に困っている人たちもいます。古銭の歴史的な背景をみていくと、その時代の経済や社会の出来事を知ることができるかも知れません。

古銭の種類

皇朝十二銭 奈良から平安時代にかけて鋳造された貨幣の総称。
和同開珎708年
萬年通寶760年
神功開寶765年
隆平永寶796年
富寿神寶818年
承和昌寶835年
長年大寶848年
饒益大寶859年
貞観永寶870年
寛平大寶890年
延喜通寶908年
乾元大宝959年
大判 中世末から近世ごろにかけて流通した大型の金貨幣。
天正大判金、慶長大判金、元禄大判金、享保大判金、天保大判金、万延大判金など
小判 室町中期ごろから諸藩で流通した小型の金紙幣。
天保五両判金、元禄小判金、宝永小判金、正徳小判金、享保小判金、佐渡小判金、元文小判金、文政小判金、天保小判金、安政小判金、万延小判金など
丁銀 江戸時代にひろく流通した銀貨。
萩古丁銀、御公用丁銀、文禄石州丁銀、天又一丁銀、括袴丁銀、切銀、慶長長銀、元禄丁銀、宝永二ッ宝丁銀、宝永永字丁銀、宝永三ッ宝丁銀、宝永四ッ宝丁銀、正徳・享保丁銀、元文丁銀、文政丁銀、天保丁銀、安政丁銀、豆板銀など
藩札 江戸時代に幕府の許可のもと硬貨不足を解消するための各藩の領内のみで流通していた不換紙幣。
近代紙幣類 明治5年の国立銀行条例が制定されたときの国立銀行券や明治14年の改正から創設された中央銀行の発行券。
旧国立銀行券20円、旧国立銀行券10円、旧国立銀行券5円、旧国立銀行券2円、旧国立銀行券1円、新国立銀行券5円、新国立銀行券1円、改造紙幣10円、改造紙幣5円、改造紙幣1円、旧兌換銀行券100円、旧兌換銀行券10円、旧兌換銀行券5円、旧兌換銀行券1円、改造兌換銀行券100円、改造兌換銀行券10円、改造兌換銀行券5円、甲号兌換銀行券100円、甲号兌換銀行券10円
軍用手票 政府による戦時中の経費を補うために発行された軍票。
承恵社礼、西郷札、日露戦争軍票銀10円、日露戦争軍票銀5円、青島出兵軍票銀50銭、シベリア出兵軍票金10円、日華事変軍票甲号10円など
旧金貨類 明治三年から明治三十年ごろまでに流通した金貨。

・旧20円金貨、旧10円金貨、旧5円金貨、旧2円金貨、旧1円金貨

・新20円金貨、新10円金貨、新5円金貨

銀貨 明治期に貿易決済として銀貨が流通していました。
旧1円銀貨、旧1円銀貨丸銀打、新1円銀貨、貿易銀、貿易銀丸銀打など

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