ポイント1
アール・ヌーヴォー、アール・デコの作家作品は、高価買取の対象になりますが、作家自身による作品ではなく、復刻された作品やリプロダクションされた製品が多くあります。これらの作品は、美術的な評価が付けにくい場合があります。
当時のガラス工芸技術を引き継いだ職人たちが設立した現代の美術工房では、意匠たちの作品を再現した復刻版をおおく手掛けています。たとえば、ルーマニアを代表するミレニアム工房では、アール・ヌーヴォー期、アール・デコ期に制作されたガラス工芸の技術を参考にして、エミール・ガレやドーム兄弟、ミュラー兄弟などの復刻品を手掛けています。
ポイント2
ブランド食器の場合は、日常のライフスタイルに潤いをもたらしてくれるものですが、一度、使用済みのテーブルウェアになってしまうと、評価が付きにくいものになってしまいます。
洋食器は、硬質磁器で造られているものが多いのですが、やはり、使用していくと細かい傷やヒビなどが入ってしまう可能性があり、非常にデリケートなものなので、美品の状態のものが市場で好まれています。そのため、ブランド食器の評価額が良いものは、新品の未使用品に限られてきます。
ポイント3
有名な彫刻家の作品は、オリジナル作品から型どりして複製したものが多くあります。そのため、海外作家の作品は、一点物として作られたものが評価がたかく、複製品の場合は、数が多く制作されていることもあり、評価が付きにくいものになってしまいます。
海外の彫刻家たちは、自分で制作した作品がどこで鋳造されたものか判別できる印がありますので、それがなかった作品に関しては、模造された可能性がたかいものになります。そのため作品が本人のものであるのか確認する場合は、作者名と印をみることで、評価できるものなのかどうか判断していきます。
お電話で買取・査定のご相談
電話受付時間 平日 10:00~18:00
Mail : info@toenart.com