日本刀 日本刀 刀 水心子天秀 刻印 を高価買取しました。 神奈川県のお客様
こんにちは、鑑定士の駒走です。
今回は神奈川県に出張査定にて、買い取りをさせていただきました。
元々40年ほど前に祖父がデパートで購入したお品物だそうですが、自宅にあっても怖い、危ないとのことで今回売却を決心されたそうです。
ですが、持ち運びができないのでどうすればいいのか?ネットで調べたところ、弊社のブログに同じようなお客様の記事があり、安心されてご連絡いただきました。
買取した商品のご紹介
それでは今回買い取りさせていただいた刀をご紹介させていただきます。
水心子天秀という方が作った2尺2寸4分の刀になります。
長さは約85センチと非常に大きい刀となっていて新々刀の刀工で正秀との関係がない刀工はいないと言われるほど、有名で多くの弟子を持つ新々刀の長といわれる水心子天秀の貴重な刀になります。
新刀に対応する名称。天明・寛政(1781~1801)頃から1876年(明治9)の廃刀令までの間の作刀をいいます。
ご所有されていたお客さまもここまで高価な刀だとは思わなかったそうで驚かれていました。
登録票の有無
次にこちらが登録票になります。
こちらの紙がないと売買ができない決まりとなっています。
登録証は古い登録票となっています。
古い登録票は紙だけとなっていて昭和26年~昭和50年後半までは上のような紙になっていてそれ以降は紙にラミネートがされていて丈夫になっています。
新旧で値段が変わるわけではないのでご安心ください。
登録証制度ができたのは第二次世界大戦後、日本の敗戦と占領軍による武装解除を背景としています。
戦後数多くの日本刀が占領軍により遺棄、処分の憂き目に遭いましたが、日本刀の芸術性を認めさせ、美術刀剣としての保存、登録制による所持が可能になりました。
現在でも年間1万本以上の刀剣類の発見届が出され登録証が発行されているそうです。
日本刀の状態
最後に刀の状態になります。
基本的に刀は、長さ、銘、状態によってお値段が左右されてきます。
今回の刀は大事に何度もお手入れされてきたそうなので非常にさびや刃こぼれなどもなくきれいな状態でした。
ラフテルでの査定
水心子天秀という有名刀、そして状態も良かったため今回31万8千円にて買い取りをさせていただきました。
非常に満足していただけてよかったです。
ですが同じ銘の刀であっても長さや状態によって値段が変わりますのでその都度、お気軽にお問い合わせくださいませ。