刃引きをしてある日本刀は売却できる? 捨てるしかないの??
買取した商品のご紹介
今回査定させて頂いた商品は越後住吉沢吉次作 65.8cmの刀です。
今回の商品は刃引きをされているという事で通常の刀であればお値段をお付けするのが難しい状態だったのですが吉次作のと言う事も踏まえ査定をさせて頂きました。
因みに刃引きとは刀の刃の部分を丸く削り刃を無くしてしまう為刃の無い状態では刀剣として認められなくなってしまう場合もあります。
その為刃引きを行ってしまうと刀の価値を大きく落としてしまいます、刃が無いという事は摸造刀と同じ状態になります。
更に刃引きの状態から刃のある状態に戻すとなるとかなり高額の費用が必要となりますので刃引きをご検討されている方はそういった前後もお考え頂いて刃引きを行われた方が良いかと思います。
刀の起源は10世紀と言われており古墳時代まで遡ると言われています、長さが60cm前後ものを太刀それ以下の物を小太刀と呼びます。
明治9年の廃刀令によりその後は所持する場合に登録証が無いと所持出来なくなりました。
刀は維持する上でも定期的にメンテナンスをしないと錆が出て来てしまうのでその部分の考えると手間と費用のかかる代物です。
状態
柄と鞘は白木で綺麗な状態ですが刃の部分は刃引きがしてある為、全体的に荒研ぎしてあり錆も出はじめていた為真剣の美しさは見れなく残念でした。
やはりも日本刀の持っている本質は美しくずっしりとした重量とフォルムは心をくすぐるものがあります。
査定額
今回つけさせて頂いたお値段は44,000円です。
全体のコンディションはあまりいい状態とは言えませんでしたが元々この刀が持っている価値を考慮してこのお値段を付けさせて頂きました。
登録証も一緒にお持ち頂いていたのでお値段をお付けする事が可能でした。
刃引きした刀は合気道や居合いをされる方々が使用する場合もあるので価値が無いかどうかは一度お確かめ頂いた方が良いかも知れません。
査定ポイント紹介
刃引きは査定する上で正直かなりマイナスですが元の質の良さと価値を評価させて頂いて価格を付けさせて頂きました。
刃引きをしても登録証があれば費用はかかりますがまた刃を付ける事も可能です。
まとめ
冒頭にありました刃引きをした刀の売却は出来るのか?捨てるしかないのか?
というテーマですが結論は売却は可能なので処分に困られて居るようでしたら是非一度ご相談ください。
価値を知る事で処分する際の目安にもなります。
最近では日本刀の飾れる床の間もないお家が増えて来た状態でこの先本当にニーズの無くなる前に手放すのも一つの方法かと思います。