買取した商品のご紹介

今回、買取させて頂きましたお品物は｢脇差し｣になります。

 

 

お持込みされたお品物の刃になりますが、とても長さがあり売買に不可欠でもある「登録証」付属での買取となりました。

 

「脇差し」につきまして簡単にご説明させて致します。

 

今現在、脇差しの長さとしましては30センチ以上、60センチ未満と規定が存在致します。

 

上記記載の長さより長ければ「刀」となり、短くなるのであれば「短刀」と名称が変わっていきます。

 

 

 

状態

目釘を抜き、切羽や鍔といった刃を止めている部品をそれぞれ外した状態にさせます。

 

 

今回お持込みされましたお客様になりますが、自身にて当時購入したものの、お付き合いにて購入された為、今回弊社にお持込みとなりました。

 

自身で購入されたお品物との事もあり、刃の手入れの作法等々にとてもお詳しく、また状態維持の為、お時間がとれる際には刃と向き合い、メンテナンスを行っていたとの事もあり全体的に美品の状態にて査定させていただく事が出来ました。

 

 

 

査定額

「脇差し」の査定額は、39,000円とさせていただきました。

 

お客様ご自身による刃のメンテナンスがありました事もあり、大きく金額が下がることもなく、今回の買取金額とさせていただきました。

 

 

 

 

 

査定ポイント紹介

刃物類の査定には、見落としてはならないポイントがおおまかに複数存在いたします。

 

その中より、査定金額に大きく関わってくるポイント３選を、今回ご紹介致します。

 

まず１選として、もちろん刃の状態です。

 

 

画像のように、先端から約鞘までの刃の状態を観ていきます。

 

その中で、刃こぼれや錆びつき、刃に目視できるキズ等々(下記画像参照)がありますと査定額は大きく減額となります。

 

 

理由としまして、刃の治療には金額が大きく掛かります。

 

１寸が約3.03センチになりますが、刃全体が目立つ錆に覆われていた場合、その状態から元の状態に復元(刃の研磨)させるのには、１寸に対して約8,000円掛かります。

 

引き受けて頂ける所にもよりますが、平均価格として上記の金額が掛かります。

 

2選目は、｢日本美術刀剣保存協会｣からの鑑定書が付属されているのかどうか、という点が査定金額に影響してきます。

 

 

こちらの画像は、教育委員会からの登録証になりますが、こちらとは別に｢日本美術刀剣保存協会｣からの鑑定書があることにより、正真(偽りのない本物)として扱われるのです。

 

最後に、査定ポイント3選目、｢銘｣が査定金額に大きく関わっていきます。

 

 

誰が、いつ、どの年代に造ったのか、等々も知ることができるでしょう。

 

 

 

 

 

まとめ

今回買取させていただきましたお客様には、細かい査定のポイントをお伝えした上にて買取の流れとさせていただきました。

 

蔵に眠っている刀から弓、槍、短刀、脇差しまで幅広く買取を行っております。

 

御処分にお困りのお品物、ご自宅に眠られているお品物等々ございましたら、是非とも弊社ラフテルにお電話ください。

 

全国のお客様からのご連絡、従業員一同心よりお待ち申し上げております。