鉄瓶とは?価値があるものとは!?
銀瓶とは
銀瓶とは茶道具の一つで、お点前安どの湯沸かしに使われている茶道具になります。
銀瓶は銀で作成された薬缶(やかん)で、銀以外の素材では鉄性の鉄瓶、純金やK18で作られる金瓶などが御座います。
銀瓶は一枚の銀の板から制作される方法と、銀を溶かして鋳造する方法がございます。
銀の板と金槌を使い伝統工芸の職人が作成したものですので、美術品としての価値も高い物になります。
銀瓶の買取価格はどうやって決まる?査定ポイント
査定ポイントは作家銘 骨董品美術品と同じように有名作家の銀瓶ですと高額査定になります。
秦蔵六・一松斎・中川浄益・木村清雲・良則・石黒光南・北村静香・真鍋静良等沢山の作家がいます。
年代 骨董品と呼べるほど年代が古いお品物ですととても高価になります。
状態・付属品 中にはとても古い品物もありますがやはり状態は大きく査定に響いてきます。
使用していて劣化が多い物や、手入れをしていなく保管状態も悪く変形したもの等は減額対象になってしまいます。
付属品は共箱や箱書きがされたものですと高額査定が期待できます。
銀瓶買取で桃園美術が選ばれる理由
桃園美術では銀瓶や金瓶のご依頼があれば、茶道具・骨董品専門の鑑定士が拝見させて頂きます。
有名作家の品物や花押のある物、時代が古い物など、現在の最新相場をもとに高価買取をさせて頂きます。
「何も説明がないまま買取された」「適正な価格で買取ってもらえたのか」などよく聞くお客様の気持ちに全て答えた上で査定買取をさせて頂いております。
特に銀瓶は高額査定になりやすい品物ですので、しっかりとご説明させて頂きます。
銀瓶の価値
銀瓶はその名の通り「銀」で作られています。
ですので、銀そのものの価値は必ずございます。
一時期は中国で茶道具が流行り特に銀瓶と金瓶は見た目の豪華さから値段が高騰しておりました。
ここ最近では流行りも落ち着き、以前のとまでは言いませんが少し相場が落ち着いたように思えます。
それでも有名作家の品物はまだ100万円以上の価格で取引されています。
そして流行りになると多くなってしまうのが贋物です。
銀製品ですので型などを作ってしまえば比較的簡単に複製できてしまいます。
贋物となってしまうと銀で作られていればまだ重量で買取ができますが、メッキ品などになってしまうとお値段が付けられないこともございます。
ここ数年で良い物は出回ってしまいましたが、まだまだ眠っている銀瓶も多くあると聞きます。
銀瓶、売り方のポイント
売り方のポイントですが、まず付属品(箱や証明書)を確認してください。
付属品がある場合は必ずセットにしてください。
共箱があるだけで作家物の証明にもなります。
次に状態ですが、金属の特性上銀製品は酸化してしまうことが多くあります。
たとえ酸化して変色していたとしても無理に磨いたりしないでください。
特に薬品や磨き布で磨いたりしてしまうと傷がつく可能性がございます。
表面の汚れは柔らかい布で優しく拭いて落ちる汚れだけお手入れをしてください。
無理に磨いて傷になると査定額にも影響が出てしまいます。
変形してしまっている銀瓶や大きな傷がついている銀瓶もご自分で手を加えないというのが基本になります。
専門的な技術が必要となる修理ですので素人には直せないと思ってください。
銀の見分け方
通常アクセサリーなどの銀製品であれば削って薬品での検査等ができますが、傷がついてしまうのはご法度です。
見分けとしてはまず銀瓶の底部分や蓋部分など細かいところに「銀製」や「純銀」などの刻印があるかを探してください。
もし入っていれば銀で作られた可能性が高い物になります。
そのような刻印が無くてもあきらめないでください。
刻印が無くても銀製の可能性は御座います。
その場合の見分けは多少の知識が必要となりますが、簡単に銀製品特有の酸化があるか、磁石などを近づけて磁気反応があるかなどの確認方法がございます。
弊社桃園美術までお持ちいただければ、専門的な機器でX線を使った貴金属の検査も可能です。
銀色もしくはくすんだような黒色をしている薬缶でしたら一度お見せください。
状態に応じた買取価格・凹み、破損した銀瓶の買取について
銀瓶は骨董品、美術品の扱いになる物がほとんどです。
その品物の状態で大きくお値段は変わります。
銀製品ですので大きく腐食するようなことはないですが、保存状態には注意が必要です。
買取価格への影響
銀瓶以外の茶道具や骨董品全てに共通しますが、傷や凹み、破損があると大きく買取価格が落ちてしまいます、ほとんどの物が作家が作った1点物で替えが効かない品物だからです。
また修復は請け負っている物もありますが、修復有となるだけで価値は下がってしまいます。
滅多にないですが原型を留めていないほどの破損となってしまうと買取り対象外になってしまう可能性がございます。
状態、作家銘、形状でとても高価なお品物になる可能性がありますので、無理に手を加えないようにご注意ください。
銀瓶の保管方法・メンテナンス方法 などなど
高額買取になりやすい銀瓶ですが、どうしても手放したくないかたはいらっしゃるかと思います。
お取り扱いに詳しい方は問題ないかと思いますが、ご両親から受け継いだ方や、昔からご自宅に置いてあったというのはよくあるケースだと思います。
形や見た目の美しさを失わないためにしっかりと保管、お手入れをしてあげてください。
保管は銀瓶は名前の通り純銀などの銀で作られていますので銀製品と同じ保管方法になります。
銀製品は空気中の水分などに含まれる硫黄に反応し表面に流化銀というものができます。
この硫化銀が変色の原因になります。
これを防ぐには空気に触れさせないようにするのが効果的です。
また素手でベタベタ触るのはオススメできません。
汗や皮脂、汚れが付くことで変色の原因になります。
触った後は箱に保管する前に汚れや汗を柔らかい布などで拭きとってから箱にしまいましょう。
最近では銀製品専用の磨きクロスという研磨剤付きの布が販売されていますが、このような物を使って銀瓶は磨かないでください。
研磨剤が付いている品物になりますので、細かな磨き傷がついてしまいます。
汚れなどを落とす際は、研磨剤などが付いていない柔らかな布を使用してください。